クルーガー製防水標的の性能実験

ご存知ないかもしれませんが、当店は標的メーカーのクルーガー社ととても仲良くさせていただいております。國友はメイトンとクルーガーどっちを売りたいのかわかりませんが、なんだか矛盾しているような状況です。個人的にもメーカー担当者と親しくしており、ワールドカップや欧州エアガンなどで顔を合わせると、声を掛け合う仲程度にはなってます。
さて、表題の通り実験を開始しましたので報告いたします。日本でもインドア射撃場が近年いくつかできておりますが、国内全域を見渡すとやはりアウトドア射場がほとんどでその多くが標的交換機まで雨ざらしというのが現状だと認識できます。そこで、登場したのがこの防水標的でメーカーもこればかり売れると他が売れなくなるとのことで、なぜか悩んでいます。じゃあ、作るなよ。
1.実験方法
1-1.使用標的
クルーガー製SB標的:2種類
2060N(通常連続的)

2000SW(防水仕様)

1-2.実験場所
國友銃砲火薬店4階

1-3.評価方法
A:水滴滴下時の水塗れ率
B:屋外暴露による耐候性、耐水性、標的強度の目視評価

2.実験結果
2-1.水滴滴下時の水塗れ性


2060Nは水塗れしていますが、2000SWは水塗れしていません。したがって、耐水性の観点からは後者の方が性能良好だと言えます。


水滴拭き取り後は、2060Nは吸水しているのがこの写真でよくわかりますが、2000SWはほぼ完全に撥水しています。

2-2.屋外暴露後の評価
現在進行中です。

3.中間考察
2000SWの耐水性能は初期では良好であることが判明しました。しかしながら、継続的にこの耐水性を発揮するかはまだ不明であり、屋外暴露の試験結果によって最終的に性能を判断すべきだと思います。

以上です。
簡単に報告書方式で書きました。昔は毎日こんな感じで報告書作ってました。なつかしいです。でもこんないい加減な報告書書いたら即シュレッダー行きでしたでしょうけど。
この結果で違いはよくわかったんじゃないでしょうか。