AHGプレサイズバットプレートを試してみた

『このバップレどうなの?値段高いし。。。』っていう射手の疑問を解決すべく、当店も入荷しました。AHGアンシュッツ社バットプレートプレサイズ。mackyにしかできない、毒舌品定めシリーズ第・・・・・何弾になるのかな???まあそういうことでいってみましょう。
先日ドイツに遠征したとき、このバットプレートを使った射手が400点を出していましたので『目の前で400出されたら入荷するしかないだろう』という個人的な見解です。
なかなか良かったですよ、これ。8年間バットプレートを変えていなかった私ですので適切な分析ができるかどうか不安ですがご参考まで。
○装着例・・・銃は私のLG300XTカーボンテックです。



○据銃風景


○参考:8年間愛用のバットプレート

○点数

初めて使って20発で3ミスならそこそこまとまりのある製品ではないかと思います。
★利点:ポイントで合わせることによって自分で好みの圧力に調整できる
バットプレートは従来プレートというくらいですから、1枚のアルミやゴム板(複数組み合わせの場合もある)で構成されております。このプレサイズは肩への当たりをポイントで調整するため、射手自身がバットプレートをどのように使いたいか、肩への圧力や当たるポイントなどをすべて合わせられます。例えば、ポイントが小さいため力が入りすぎれば痛みとして感じられます。自己診断しやすいです。
■難点:当たり面が薄いことによって姿勢が小さくタイトになる危険がある
ポイントで合わせることによる利点もあるのですが、肩に当たるポイントが非常に小さく薄いため、過剰にピンポイントに合わせようと無理な姿勢を取ったり、照準で狙いすぎてしまう要因になる可能性が考えられます。タイトなセッティングはある程度経験を積んだ選手なら、その方が気持ちよく感じられるかもしれません。しかし、それは大きな落とし穴でタイトなセッティングは過剰な点数向上を意識させたり、力だけで10点を狙いにいく不適切な射撃をさせてしまうことがあります。私もこの落とし穴に何度も落ちました。
▲余談:ジェミニフックバットプレートについて
SBでジェミニの製品を使用しておりましたが、これも使い方によっては落とし穴に落とされてしまうことがあります。このバットプレートは、完全に射手の肩の形にフィットさせることが一番の利点ではありません。私がこれを使って連戦連勝してたとき、国内で随分と売れたんじゃないのかなって思いますが、このバットプレートの使い方は肩に対して『大きな当たり面を構成させること』です。私はこのことを意識して使用していたため(自称)、そこそこは成果を残せました。このバットプレートをお持ちの方は、この点を理解して再度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?何時も大事なのは道具を体にフィットさせることと同じくらい、体を道具に合せる作業も大事だということです。良いときと悪いときの点数差が大きい人ほど、このことを意識してほしいです。
◎結論
プレサイズバットプレートは、
1.肩への当たり方を調整しやすい
2.姿勢の良し悪しを判断しやすい 但し射手自身のスキルによる
3.射手が自らの射撃をよく把握できていない場合、過剰な点数意識や姿勢、照準の乱れを生むことになる
4.初心者にはおすすめできない
利点と欠点は常に表裏一体となっていると思います。射手自身が適切な判断をすれば、このプレサイズバットプレートは大きな武器になることは間違いないと思います。
このブログを読んで、他店で買うか当店で買うかどうかは皆さんの良心が問われるところですが、興味があったらコメント等お待ちしております。