射撃教本の紹介〜AirRifleShooting〜

MECから出ている射撃教本の紹介です。
ウェイズオブザライフルは日本語に翻訳したことによって売れ行き好調です。
今回は、AirRifleShootingというエアーライフル中心の教本ですが、スモールボアライフルにも十分適用可能な技術情報が掲載されております。

立射姿勢の作り方。
基本的なことですが、出来てない人多いのではないでしょうか。

照準のイメージ。
エアーライフルで最も重要な要素です。


グリップの握り方。
グリップの握りとトリガーシューの接点で同じ姿勢でも弾着が変わるそうです。

子供がエアーライフル撃ってます。
法律、文化の違いです。

エアーライフルの伏射姿勢のトレーニング。

同、膝射姿勢のトレーニング。

ベンチレスト射撃。(詳しくはサポート射撃)

ドイツ人は理論から入りますから、非常にウンチク臭く説明されております。
法律的にも、エアーライフルは所持が簡単ですから射撃のトレーニングや入門には最適という認識のようです。若い射手は、エアーライフルで3姿勢を練習します。エアーライフルでしっかり基礎を作ってからスモールボアライフルを所持すると聞いたことがあります。ドイツ(ヨーロッパ)の学生や若い人は日本の同年代よりも所得が低い傾向があるみたいですから、ランニングコストが安いエアーライフルでしっかりトレーニングする理由にもなるでしょう。
ここからは、持論です。
ドイツ選手権ではジュニアのAR3姿勢競技がありますから、正式な競技としても認識されているようです。日本では完全に否定しているコーチの方もいらっしゃいますが、私はその認識は誤りだと思います。スモールボアライフルを所持してもエアーライフルでしっかりトレーニングした方が成長するのが早いと考えております。オリンピック種目だけ拘りたい気持ちはわかりますけど。
サポート射撃も人気が高く、お年を召された方の人口が多いようですが、しっかりした理論ができている印象は受けます。
エアーライフルは、射手の撃発を構成する基本的な要素を作るために重要なトレーニングになります。特に、照準とトリガーリングをしっかり確実に行わない限り、高得点(例えば60発なら590点以上?)は難しいと思います。ある意味、スモールボアライフルよりシビアな精度が求められる競技だと考えられます。
まとめると、【SBもARも点数が伸びない人はAR撃って技術を高めたらどうですか?】
・・・まさに今の私にピッタリ当てはまります。。。